紫外線をカットして日焼け

「ココナッツ」と聞いて連想するものと言えば、「常夏の島にあるヤシの木、ココナッツミルク、チョコレートやドーナッツの上に乗っかっている白い物質」ですが、同じココナッツからできるもので、体に良いココナッツオイルもあります。

ココナッツオイルの原料はその名の通りココヤシという木です。成熟した木は高さ約25メートルもの大木になり、木の先端には4~5メートルの長い葉を付けます。ココナッツオイルはこのココヤシからとれる成熟した実からつくられます。

ココナッツオイルには「バージン・ココナッツオイル」や「エキストラバージン・ココナッツオイル」という種類があります。

ココナッツオイルは一般にココナッツを乾燥させた「コプラ」というものから生成されますが、バージン・ココナッツオイルはコプラを使わず新鮮なココナッツの実を使って作られるため、普通のココナッツオイルとは区別されています。

さらにエキストラバージン・ココナッツオイルとは、エキストラバージン・オリーブオイルなどと同様に、最初に絞られたものを指します。全般的にココナッツオイルは粘性が低く、サラサラしています。他のオイルに比べて酸化しにくいこともココナッツオイルの特徴です。

また、バージン・ココナッツオイルは25℃以下で固まるため、冬には固形化しますが手のひらに付けるとすぐに溶けます。ココナッツオイルは紫外線を約20%カットしてくれるためサンオイルとしても使われます。日焼けを促進しながら、紫外線の刺激を緩和することができます。

香りが良くて日持ちする石鹸

ボディ、ハンド、頭皮マッサージにヘアケア、内側から美しくなるための食用オイルなど、様々な活用法のある万能オイルがココナッツオイルです。

さらなるココナッツオイルは石鹸作りにも最適です。ココナッツオイルを使うことで、比較的シッカリした硬く、日持ちのする石鹸をつくることができます。他のオイルに比べて、ココナッツオイルは酸化するのが遅いため、持ちの良い石鹸の成分に向いています。

手作り石鹸をつくるときに頭を悩ますのが、いかに泡立ちの良い石鹸を作れるかですが、ココナッツオイルで作った石鹸は泡立ちがよく、大きな泡がすぐに立ちます。

これはココナッツオイルに含まれるラウリン酸とミスチリン酸という成分が冷たい水にもよく溶け、起泡力に優れているからです。

さらにココナッツオイルを使ってアロマオイルを作ったり、香水を生成することもできます。ココナッツオイルにはほのかにココナッツの香りがしますが、ほとんどは無臭です。

そのため、他の香りと喧嘩することなく、アロマオイルや香水をつくることができます。柔らかいマイルドな香りを作ることができて、香りも長持ちします。

仕事から解放される週末に、ココナッツオイルを使ったアロマオイルでホッとすることができます。子供がいる方は一緒にココナッツオイルで石鹸作りも楽しみの1つです。

天然シャンプーで肌質を改善

朝起きたら乾燥で髪の毛がバサバサで、毎朝髪の毛を落ち着かせるのに大わらわになる人もいます。市販のヘアスタイリング剤を使うと、ベトベトして思うようにサラサラにならなかったり、今ひとつしっくりきません。

それとは真反対のツヤのある漆黒の黒髪を持つ人もいます。例えば、インドの女性は美しい黒髪を持っていますが、ほとんどの人が髪の毛にオイルを塗っています。その中でも最も人気なのがココナッツオイルです。

インドでは男性女性問わず、ココナッツオイルを全身に塗ったりします。特にヘアケアに使われており、市販のヘアーオイルのほとんどがココナッツオイルです。

グアムやフィリピンなどの南国の島々でもココナッツオイルは古くから使われてきました。グアムの家庭では、薬箱に1本はココナッツオイルが入っていると言われています。小さい頃からココナッツオイルを塗っているためか、この地方の人たちに白髪やハゲが少ないのはなかなかおもしろい事実です。

入浴の30分から1時間前にショートヘアの人でスプーン2杯ほど、ロングヘアの人でスプーン3杯ほどを手に取り、頭皮になじませます。前から後ろのほうへと頭皮をマッサージして、頭皮の血行を促進し、発毛を促進します。

ココナッツオイルは浸透しやすく、頭皮を保護し健康な状態に保ちます。乾燥でフケに悩まされていた人がココナッツオイルを塗るようになってフケがでなくなった人もいます。

また、頭皮は顔の皮膚とつながっています。頭皮の健康は美しい肌に直結します。シャンプーで肌荒れが起きる人も多いですので、肌荒れの原因がシャンプーにないかは確かめたいです。美肌になるためにはココナッツオイルで健康な頭皮作りから始めてみましょう。

入浴後にも少量を手に取り髪の毛になじませると、次の日の朝にはしっとりとした髪ができあがります。これであなたのバサバサした髪やガサガサした肌から解放されます。

トランス脂肪酸がない食用油

トランス脂肪酸(Trans Fat Acid)は最近、外食産業や健康に興味のある人たちの中ではよく知られているキーワードです。

植物油に水素を加え、固める時に発生する油であり、天然に存在しない脂肪酸で、人工的に作り出されるもののため、体内において代謝されにくい性質を持っています。

トランス脂肪酸を多く摂取すると、心臓病や動脈硬化症の増加の危険性があるなどの研究結果がでています。

しかし、トランス脂肪酸は日持ちが良いことから、加工食品やフライドポテトなどに多用されてきました。マーガリンなどに含まれていることで話題になり、知っておられる方も多いかもしれません。

マーガリンはバターより安価で、動物性脂肪のバターに比べて、植物性脂肪のマーガリンのほうが安全との見方からマーガリンを使用してきた人もたくさんいます。

安価なために、市販のクッキー、ケーキ、レトルト食品などに多用されており、わたしたちは1日にいくらかはトランス脂肪酸を知らず知らずのうちに摂取しています。

海外ではすでにこのトランス脂肪酸が含まれた油の危険への認識が高まっていて、大手ファーストフードチェーン店の米国ケンタッキーフライドチキンでは、自主的にトランス脂肪酸を多く含む油の取りやめを行っています。

また、ニューヨークでは人工添加物とトランス脂肪酸を含む食用油の使用が市内外食産業において全面禁止となりました。日本ではまだトランス脂肪酸の認知度は低いようですが、健康ブームの日本では消費者が行動を起こすのも時間の問題のようです。

そこでトランス脂肪酸を多く含むマーガリンなどの代替油として注目されているのがココナッツオイルです。ココナッツオイルはトランス脂肪酸を作らない中鎖脂肪酸を最も多く含む油です。世界の流れに置いていかれないようにトランス脂肪酸を多く含む油からココナッツオイルに変えるチャンスです。

中鎖脂肪酸で脂肪が燃焼する

例えば「このお腹と太ももの脂肪を減らしたい」ために、単純に脂肪を摂取しないといったと油カットダイエットに挑戦した人もいるかもしれません。

家では油を一切使わず、外食先ではこっそりティッシュで油をふき取る始末です。ここまで来てしまうともうダイエットというより「油恐怖症」とも呼べます。

そこまでしなくても「ダイエットに油は大敵」と思っている人は多くいますが、脂肪は三大栄養素である「炭水化物、タンパク質、脂肪」の1つ。であり、私たちの体には必要な物質です。

賢く油を摂取しながらダイエットをするためには、中鎖脂肪酸というは脂肪をすぐに燃焼させエネルギーに変えて、脂肪のつきにくい体を作ってくれる油を選びます。

この中鎖脂肪酸を自然界の中で一番多く含んでいるのがココナッツオイルです。そのため、食用のココナッツオイルは近年、健康油やダイエットに向く油として欧米で注目されてきています。

また、ココナッツオイルには人の母乳に含まれるラウリン酸という成分を多く含んでいます。このラウリン酸は赤ちゃんを感染症から守るほどの抗菌性があり、免疫力を高める成分としても知られています。

フィリピンでは毎日スプーン2杯ほどのココナッツオイルを飲む人もいるそうです。毎日スプーン2杯のココナッツオイルで、新陳代謝を高め、美しい体を手に入れる準備が可能です。